現在子供から高齢者まで、うつ病に悩む人の数は日本でも100万人を軽く超え、世界規模でみると3億5千万人がうつ病にかかっていると言われています。 うつ病の診断は問診や脳の血流を数値で表す装置によって行われます。 症状で見てみると、まず第一に気分の落ち込みがないかを調べます。 この気分の落ち込みは女性に多く見られる症状です。逆に男性は他人との接触を嫌がるようになったり、無表情になったりする症状がみられます。 子供の場合は気分の落ち込みよりもイライラして落ち着きのない様子になります。高齢者の場合は、物忘れがひどくなったり、ぼーっとしてしまう症状がよく現れます。 次に、興味の喪失があります。今まで好きだったものが急に興味をなくしたりしたら注意しましょう。
症状からみるうつの様子精神的な症状のほかに肉体的にも症状が現れます。 よく見られるのが睡眠障害と摂食障害です。睡眠障害の様子としては、眠りが浅い、寝付けない、のほかに早朝に目が覚めて、その後眠れなくなる早朝覚醒の症状が特徴的です。 摂食障害は食欲がなくなる、今まで好んで食べていたものが好きじゃなくなるなどの食の制限のほかに、無性に食べたくなり、暴飲暴食を繰り返すこともあります。 そのため、体重が激減、激増どちらも可能性があり、注意が必要です。 高齢者によく見られるのは肩こり、腰痛、頭痛、耳鳴り、めまいなどがあります。 高齢者の場合はこのような肉体的症状を訴えることが多いため、うつ病と診断されず、風邪や認知症と誤って診断されるケースがよく見られます。 これらの症状がいくつか当てはまるなら、自分で悩まず、まずは専門医の診断を仰いでみて下さい。